審査が甘いカードローンはない? 審査に通るコツや審査通過率が高いローンを紹介

審査が甘いカードローンはない? 審査に通るコツや審査通過率が高いローンを紹介
収入や信用情報に不安があると、少しでも審査が甘いカードローンに申し込みたくなりますよね。

しかし、貸金業法の改正により、審査が甘いカードローンは存在しなくなりました。そこで、

などを解説&紹介します。カードローンの審査に通らず借りられないと悩んでいる人は、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

審査が甘いカードローンが存在しない理由

冒頭でもお伝えした通り、必ず借りられるほど審査が甘いカードローンは存在しません。

消費者金融などの貸金業者は、利用者の返済能力を審査することが法律で義務付けられているからです。

貸金業者は、貸付けの契約を締結しようとする場合には、顧客等の収入又は収益その他の資力、信用、借入れの状況、返済計画その他の返済能力に関する事項を調査しなければならない。

引用:貸金業法

銀行には銀行法が適用されるため、貸金業法の対象外ですが、貸倒れのリスクを抑えるためにも審査は必ず行われます。

また、「審査が甘い」「無審査でOK」といった誇大広告は貸金業法16条で禁止されているため、このような表現を使う業者は要注意です。

ただし、業者によって審査基準は異なるため、中には専業主婦でも申し込み可能なカードローンもあります。

カードローンの審査基準

カードローンの審査基準は非公開となっていますが、大まかには以下の3つのポイントがチェックされると言われています。

  1. 本人の属性
  2. 信用情報
  3. 他社の借入状況

では、それぞれ解説していきます。

1.本人の属性

まずは、以下のような本人の属性がチェックされます。

  • 年齢
  • 収入
  • 雇用状況
  • 勤務先
  • 勤続年数
  • 家族構成

審査では、主に「安定した収入や返済能力があるか」という点をチェックしています。

そのため、収入が低くても借入希望額が少なければ、十分に返済が可能であると判断されるケースが多いです。

また、アルバイトなど非正規雇用でも、継続して働いていて安定した収入があるとみなされれば、審査に通る可能性があります。

2.信用情報

信用情報とは、クレジットカードやローンの契約・申し込みに関する情報を指します。

カードローンは無担保なので、「今までに借入でトラブルを起こしたことはないか」「延滞をしたことはないか」といった情報が重視されます。

延滞や遅延などの情報は支払い完了日から5年間保存されると言われているため、信用情報に傷をつけないよう注意して生活するようにしましょう。

とはいえ、今までに延滞など何かトラブルを起こしたことがあったとしても、審査に通るかどうかは会社の判断です。信用情報だけで審査結果が決まるわけではなく、あくまでも総合的に判断して融資の可否が決定されます。

3.他社の借入状況

貸金業者は、年収の3分の1を超える貸付をしてはならないと法律で定められています。

過度な借入れから消費者の皆さまを守るために、年収などを基準に、その3分の1を超える貸付けが原則禁止されています(総量規制)。例えば、年収300万円の方が貸金業者から借入れできる合計額は、最大で100万円となります。

引用:日本貸金業協会

そのため、他社での借入も含めて年収の3分の1を超えてしまう場合は借入ができません。

また、銀行はこの総量規制の対象ではありませんが、過度な借入を防ぐために自主的な規制を設けている場合がほとんどです。そのため、総量規制の対象外である銀行でも、総量規制を超えるほど多額の借入は難しいでしょう。

カードローンの審査に通過するコツ

大前提として、「カードローンの審査に必ず通る方法」はありません。ただし、審査に通過する可能性を高めるためにできることはあります。

この章では、カードローンの審査に通過するコツについて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

1.申込書は嘘偽りなく正確に記入する

年収の3分の1までしか借りられない総量規制が定められていることから、年収を水増ししたり、他社での借入を意図的に伏せて申告しようと考えたりする人もいるかもしれません。

しかし、審査担当者は、長年蓄積されたデータや経験から審査をしているため、勤務先や勤務年数から大体の収入を把握するのは簡単です。その上、収入証明を求められたらあっさりバレてしまうため、嘘の申告は絶対にやめましょう。

また、他社での借入も審査の際に信用情報機関に照会すれば、すぐに把握できてしまいます。

申告内容に誤り(嘘)があれば審査に影響する可能性は高いでしょう。意図的に嘘を申告したと判断されると、社内のブラックリストに登録されて、借入できなくなる可能性もあります。

審査に通過するためにも、申込書は嘘偽りなく正確に記入しましょう。

2.借入希望額をできるだけ低く設定する

カードローンの審査では、申込者に返済能力があるかどうかを主にチェックしています。つまり、借入希望額が低ければ低いほど「無理なく返済できる」と判断される可能性が高いでしょう。

実際、50万円未満の借入希望であれば、収入証明が不要なケースも多いため、確実に審査に通過したいという場合はできるだけ低い額で申請するのがおすすめです。

30代男性・正社員

無人機で借入れ手続きを行いました。申し込みから借入れまでの時間は約3時間ぐらいです。借入希望額が少なかったためか、スムーズに審査が終わって直ぐに借入できて良かったです。

(アコム / 2023年11月頃利用 / 年収400万円以上500万円未満 / 他社借入あり)

借入限度額は後で増額することもできるため、申し込み時には必要最低限の希望額にしておきましょう。

3.銀行ではなく消費者金融に申し込む

一般的に、消費者金融よりも銀行の方が金利が低いため、審査が厳しいと言われています。

金利が低いということは、利益も少ないということ。延滞などの管理コストがかかれば利益が圧迫されるため、審査基準を厳しくしているのです。また、金融庁などから審査の厳格化が要請されているという背景もあります。

そのため、審査に通るか不安な方は、銀行ではなく消費者金融に申し込むのがおすすめです。

多くの消費者金融では審査通過率を公開しており、中には審査通過率が4割超の業者も。「審査通過率が高い=審査が甘い」というわけではありませんが、一つの指標として参考にしてみてください。

カードローン申し込みから融資を受けるまでの流れ

カードローンの申し込みから融資を受けるまでの流れは以下の通りです。

  1. 申し込み
  2. 本人確認書類の提出
  3. 審査
  4. 契約
  5. 融資

まず、申し込みは、WEBから行うのが一番手軽です。当サイトが行なったアンケート調査でも、多くの人がWEBから申し込みをしていました。

20代女性・契約社員

アプリで申し込みが可能であるため、店舗に足を運ぶ煩わしさが無くとても便利でした。

(プロミス / 2023年8月頃利用 / 年収100万円以上200万円未満 / 他社借入あり)

40代男性・経営者

申し込みも借入れも返済もWebでできました。24時間365日利用できるので、いつでもお金に困らないと感じました。

(プロミス / 2023年11月頃利用 / 500万円以上600万円未満 / 他社借入なし)

他にも、無人契約機に足を運んだり、電話で申し込んだりする方法もあります。

審査の前に、本人確認書類の提出が必要になるため準備しておきましょう。本人確認書類は、主に以下のものが使用できます。

本人確認書類

運転免許証、パスポート、健康保険証、マイナンバーカード、在留カード/特別永住者証明書

50万円以上の融資を希望するなど、場合によっては源泉徴収票や給与明細などの収入証明書を求められることもあります。

必要書類を提出したら審査に進みます。

銀行のカードローンは、警察のデータベースに照会を行う必要があることなどから、審査に時間がかかります。一方、消費者金融は最短20〜30分で審査が完了することも。お急ぎの方は、消費者金融を利用するのがおすすめです。

審査が完了したら、契約の手続きを行います。この時、ローンカードを発行せずに、スマホなどでのカードレス利用を選択することも可能です。カードレスだと自宅への郵送物もないため、家族にバレにくいというメリットもあります。

30代女性・パート・アルバイト

WEB申し込みでカードレスにすれば、スマホを見られない限り、家族にバレずに借入や返済ができるのがよかったです。職場への在籍確認もなかったため、バレたり不審に思われることもなかったです。

レイク / 2022年10月頃利用 / 年収100万円未満 / 他社借入なし

カードが必要な方は、無人契約機での発行か郵送かを選べます。郵送の場合は、カードを利用した借入れには時間がかかる点に注意しましょう。

契約完了後は、振込やATMを利用して借入れを行えます。

最短即日融資可能!審査通過率が高い消費者金融カードローン5選

この章では、審査通過率が高い消費者金融カードローンを紹介します。まずは、大手消費者金融5社の審査通過率を確認していきましょう。

大手消費者金融カードローンの審査通過率

←スマホはスクロールできます→

業者名プロミスアイフルアコムSMBCモビットレイク
審査通過率(※1)35.1〜 43.9%29.4〜36.9%35.9〜42.0%(※3)非公開26.4%
他社借入あり申込み可能申込み可能申込み可能申込み可能申込み可能
学生の申込み (※2)
20歳未満の申込み (※2)
専業主婦の申込み (※2)
無職の申込み

(※1)2022年4〜2023年3月までのデータ、レイクのみ2023年3月のデータ(※2)主婦・学生でもアルバイト・パートなど安定した収入のある場合はお申込いただけます。ただし、高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。また、収入が年金のみの方はお申込いただけません。(※3)アコムMonthly Report(2022年9月末)アコムMonthly Report(2023年3月末) ※参照:プロミスアイフルアコム①アコム②レイク

SMBCモビットは、審査通過率を公開していませんが、他の4社はIR情報などで公開してくれています。

このうち、比較的審査通過率が高いのは、プロミスです!

審査時間が圧倒的に早いプロミス

プロミスの特徴

借入利率4.5~17.8%
借入限度額最大500万円まで
振込までの時間契約後、最短10秒で振込
審査通過率35.1〜 43.9%
プロミスの提携ATM

プロミスのおすすめポイント

  • Web申込みなら最短3分で融資可能
  • 土日や祝日でも申し込み・振り込み可能
  • 電話による在籍確認・自宅への郵送物は原則なし。バレずに借りられる!
20代女性(正社員)
年収300万円以上400万円未満・他社借入なし
プロミス の「スピード感」について
WEBで申し込んだら、すぐに審査結果がメールで届きました。必要書類もスマホで撮って送れたので楽でした。申し込んだ日のうちに口座に振り込まれていたので、とても感謝しています。
借入金額50万円以上
申込から借入までの時間1時間以内
20代女性(正社員)
年収300万円以上400万円未満・他社借入なし
プロミス の「バレにくさ」について
私の場合、勤務先への在籍確認の電話も、自宅への郵送物もありませんでした。カードレスで利用できたので、カードを持ち歩く必要もありませんでした。周りの人にカードローンを利用したことを知られる心配がなかったのがよかったです。
借入金額50万円以上


※審査時間:お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。※30日間の無利息期間:メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。※電話による在籍確認の有無:ご希望に添えない場合もあります。※借入限度額は審査によって決定いたします。※審査通過率:2022年4〜2023年3月までのデータ。※主婦・学生でもアルバイト・パートなど安定した収入のある場合はお申込いただけます。※高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。※収入が年金のみの方はお申込いただけません。

カードローンを利用する際の注意点

カードローンを利用する際には、以下の3点に注意が必要です。

  • 「審査なし」「審査が甘い」と謳っている業者は違法
  • 在籍確認・書類送付の有無を確認しておく
  • 複数申し込みは審査が不利になる可能性も

では、詳しく解説します。

「審査なし」「審査が甘い」と謳っている業者は違法

チラシや張り紙などで「審査なし」「審査が甘い」と謳う広告を目にしたことがある方もいるでしょう。

しかし、利用者の返済能力を調査することは法律で義務付けられているため、このような広告を出すのは違法な闇金業者である可能性が高いです。

闇金とは違法金融業者のことで、消費者金融とは次の違いがあります。

消費者金融闇金
貸金業者登録ありなし
電話番号固定電話携帯電話が多い
上限金利年15~20%年20%超
取立ての規制ありなし
そもそも、貸金業を営むには金融庁に登録が必要です。金融庁のホームページに、登録されていない業者は闇金と思っていいでしょう。

その他、上限金利に違いがあります。上限金利は次のように定められており、この上限を超えていると「闇金」となります。

◆法定上限金利

  • 元金10万円未満 ⇨年利20.0%
  • 元金10万円以上100万円未満 ⇨年利18.0%
  • 元金100万円以上 ⇨年利15.0%

闇金の金利としてよく聞く「トイチ」は10日で10.0%、つまり年利365%の金利がつきます。100万円を借りると10日後に返済する時は10万円の利息を払わなければいけません。

返済が少しでも滞るとあっという間に利子が増えて、返せなくなってしまいます。

闇金は審査が甘く、誰でもすぐに借りられるので、「ちょっとだけなら」と思う人もいるでしょう。しかし、取り立てが厳しく、違法行為をあっせんしてきます。

そのため、どんなにお金が必要であっても、絶対に利用しないでください。

電話での在籍確認・書類送付の有無を確認しておく

カードローンを利用する上で、絶対に職場や家族にバレたくないという方もいるでしょう。

絶対にバレたくない方は、申し込む前に職場への電話での在籍確認と自宅への書類送付の有無を確認しておきましょう。

ちなみに、電話で在籍確認を行う場合でも、担当者の個人名で電話をかけてくれ、「カードローン」という言葉は出さない配慮をしてくれる業者がほとんどです。

20代女性・派遣社員

勤務先への在籍確認はありましたが、個人名を名乗って頂いたため、特に怪しまれることはありませんでした。 接客業でしたので、顧客からのお問い合わせと違いがなかったからかもしれません。今のところ周りに知られてはいません。

(プロミス / 2020年7月頃利用 / 年収100万円以上200万円未満 / 他社借入あり

また、カードレスで契約するか、自動契約機でカードを受け取れば書類送付が不要になる場合もあるためぜひ利用しましょう。

複数申し込みは審査が不利になる可能性も

「審査に落ちるかもしれないから同時に複数社申込もうかな」と考える方もいるかもしれませんが、これは危険です。

信用情報には、カードローンの利用だけでなく、申し込みをしたことも記録されています。そのため、同時に複数社に申し込んでいることは信用情報を見れば一発でバレてしまうからです。

すると、審査の際に「複数申し込む=経済状況に不安がある」と判断され、審査が不利になってしまう可能性も。

仮に審査に落ちてしまった場合でも、一度落ちたら借りられないと言うわけではありません。審査落ちの記録は6ヶ月間で削除されるため、6ヶ月経過後に別のところに申し込めば通る可能性は十分あります。

審査に不安がある場合でも、まずは1社に絞って申し込むのがおすすめです。

専業主婦でも審査OKなカードローンはある?

カードローンの利用には、「安定した収入」が必要であるため、無職の方は申し込めません。しかし、安定した収入を持つ配偶者のいる専業主婦はどうなのでしょうか?

結論、銀行カードローンであれば、専業主婦でも借入れができる可能性はあります。

例えば、楽天銀行のカードローンでは、公式HPで「専業主婦でもOK」と明記されています。ただし、専業主婦の場合は、通常とは異なる以下の条件が設定されているので注意しましょう。

  • 60歳以下
  • 利用限度額は50万円

また、大手消費者金融では専業主婦の申込には対応していないものの、中小消費者金融では「配偶者貸付」を利用して借入れができるところもあります。

ただし、配偶者貸付を利用する際は、配偶者の同意が必要となるため、夫にバレずに借りることはできない点に注意してくださいね。

まとめ

審査が甘いカードローンは存在しませんが、業者によって審査基準や審査通過率は異なります。

収入が低かったり、信用情報に傷がついていたりなどで、審査に通過するか不安な方は、審査通過率の高い大手消費者金融のカードローンがおすすめです。

大手消費者金融は審査が早く、最短で即日融資ができることもあります。一部業者は無利息期間を設定しているため、「次の給料が入るまでの間だけ借りたい」といったニーズにもぴったりです。

各カードローンの公式サイトでは、融資可能かどうか簡易的な診断ができます。「自分はカードローンの審査に通るのか」と不安な方は、ぜひ一度チェックしてみてください。

調査概要

調査主体者マネーパス編集部
調査目的カードローン利用の実態調査
調査方法クラウドワークス
対象者10〜60代のカードローン利用者
対象地域日本国内
実施期間2024年1月15日〜1月29日
調査人数300名